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2011/02/07 (Mon) 20:36
国語の授業の一環で、「森鴎外作品をどれかひとつ読んでくる」という課題が出たので、舞姫を読んでみました。
ほかの候補に高瀬舟や山椒大夫があったのですが、あらすじが面白くなさそうという理由で舞姫に。
多分読み始めて、「あー無理だわつまんねぇや」ってなることはないと思うのですが、なんとなく舞姫で突き通してみたりで。

感想として、想像よりも幸せで、想像よりも切なかった。
私の想像していたのは、大体元になった実話のほうのような感じでした。
ドイツ留学中に恋に落ちたが、そのまま帰国することになった、というような。
まず、太田が免職される時点ですごく想像を超えられてびっくりだったのですが、その後の、名作少女漫画も顔負けの出会いのシーンや、幸せそうなエリスがすごく印象的でした。
そして、最後のあまりに呆気なさすぎる終わり方。
もしも、太田自身がエリスに打ち明けていたとしても、結末は変わらなかったのでしょうね。
優しさから隠していた嘘と、普通なら理解してもらえるかもしれない程度の嘘が重なって、「裏切られた」という感情が先に立ってしまったのではないかと。
そのままエリスから逃げないという選択もあったのかもしれませんね。
自分の罪の結果である彼女を置いて帰国する、というのは、考えてみればある種むごい行為だと思います。
自分のために、自分のせいであんな風になってしまった彼女を見ていられるような人間がそうそういるとは思えませんが。
あれほど子供を楽しみにして、幸せそうだったエリスを想うと、結末は悲しく、そして私はむしろ太田が憎らしいです。
相沢は悪くなかったと思います。
自分自身で告げていたら、直接的に、裏切ったという罪悪感が残っていたかもしれませんから。
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